大人用
表紙/裏表紙
見返し/---
拓真さん 菜々美さんに 贈る 世界でたった一冊の絵本 寿 平成18年7月嘉日 あたたかく見守る会 |
---/ページ1
リースのまるい輪のかたちは くり返される いのちの輝きのしるし。 冬枯れを経て またよみがえる。 春の芽吹きのように 決して つきることのない生命力への賛歌です。 西洋では 人生の様々なシーンを記念して 思い出の品々を飾った アニバーサリー リースを作ります。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりのご入籍を祝って、 めぐる季節の花々を 1年ぶん すべてリースにして お贈りします。 この幸せが 永遠に続くことを祈って。 |
ページ2/ページ3
大塚 拓真さん 今井 菜々美さん の ご入籍を祝して アニバーサリー リース 中島 祥子 作・絵 クリエイト・ア・ブック |
ページ4/ページ5
春は はじまりの季節。 新しい恋 出会い 門出……。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりの なれそめは いつでしたか? |
ページ6/ページ7
パンジーは、愛の神エロスの分身。 花ことばは 「私を想って」「思い出」「記念品」 恋人たちの最初の想いを 留めておくのにふさわしいリースです。 拓真さん、菜々美さん、 はじめて会ったときの思い出を どうぞ、大切に。 |
ページ8/ページ9
復活祭のルーツは 春の訪れを祝うお祭。 そのシンボルは タマゴ、ウサギ、イースターリリー、 そして ヒナギク。 ヒナギクは「独身者のボタン」と呼ばれています。 むかし、求婚する若者がポケットに忍ばせ、 枯れるまでに 恋人のもとに たどりつけるかどうかで 結婚の正否を占ったとか。 拓真さん、菜々美さん、 初々しい気持ちを いつまでも。 |
ページ10/ページ11
フランスでは 5月1日がスズランの日。 幸運を祈ってスズランを贈り合います。 花ことばは「幸福が戻ってくる」 春のくだもの、イチゴの花の花ことばは 「あなたは私をよろこばせる」 赤い実は 婿薬ともされる愛の果実。 チューリップも 愛の花です。 拓真さん、菜々美さん、 愛と幸福の花々を どうぞ 受けとってください。 |
ページ12/ページ13
夏は かがやきの季節。 陽光の中 すべての生命が燃えさかるとき。 恋もまた 頂点に。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりが 恋人同士になったのは いつでしたか? |
ページ14/ページ15
6月24日の中夏節は 薬草の力が増す魔法の日。 未婚の乙女たちは この日の前夜 いろいろな占いを こころみて 花嫁となる日に 思いを馳せました。 そんな 古いおまじないのひとつが 「サムシング・ブルー」 花嫁が 何か青いものをひとつ 身につけていると 幸福な結婚生活を約束される、というものです。 拓真さん、菜々美さん、 サムシング・ブルーの魔法をかけたリースをどうぞ。 |
ページ16/ページ17
7月7日、平安時代の人々は おけにはった水面に 天の川の星々を映して、 牽牛星と 織女星の 逢瀬を祝いました。 天を映す水にうかぶスイレンは 気高い花。 花ことばは「信頼」「純潔」 その種子はむかし、女性の浮気心を 静める薬として、使われたそうです。 そう、この月、2006年の7月30日、 太陽の光あふれる空のもとで おふたりは結ばれたのでしたね。 たくさんの仲間たちが、 祝福してくれました。 もういちど、心から「おめでとう」を言います。 拓真さん、菜々美さん、 信頼のきずなを深める すきとおった水のリースを おふたりに。 |
ページ18/ページ19
夏のさかりには、暑さの中でも 瑞々しさを失わない熱帯の花々を。 アンセリウムの花ことばは「恋の成就」 ハート形の姿からの すなおな連想です。 ハートの形は もとは心臓のかたち。 古代の人々は 心臓に「心」があると 考えていたからです。 拓真さん、菜々美さん、 恋が成就したその時の プロポーズの言葉を 覚えていますか? |
ページ20/ページ21
秋は みのりの季節。 穀物は重い穂をたれ、 果樹がつややかな実をつけるとき。 恋人たちも 恋の情熱を 愛の実りに変えてゆきます。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりが 共に歩もうと決めたのは いつでしたか? |
ページ22/ページ23
リンドウの花ことばは 「あなたが悲しんでいる時 私はあなたを 最も愛する」 ローズマリーは 「あなたが来てくれたので 私の心の悩みが消え去った」 心にかげりが差すときは 幸せな時以上に 愛の力がためされるものです。 拓真さん、菜々美さん、 時にはこんな なぐさめの花を お互いの ささえに。 |
ページ24/ページ25
10月のバラは 春よりも深い色に咲くと言います。 満開のトゲのあるバラの花ことばは「結婚」 満開なのは 愛が今、頂点にあることのあかし。 トゲは 様々な苦労の暗示です。 アイビーの花ことばも「結婚」 からみ合うツルは 支えあう夫婦のきずなを表す一方、 簡単に離れられない しがらみをも象徴します。 結婚生活は そう甘くはないという 昔の人の教訓。 拓真さん、菜々美さん、 これから築く新居で 生活をおくられる おふたりに すこし辛口のはなむけです。 |
ページ26/ページ27
11月は収穫祭の月。 ザクロやオレンジは豊穣と多産のシンボル。 リンゴは「誘惑」 フドウは「思いやり」「ほどこしもの」 少しずつ意味は違うけれど 果物の恵み深い美しさは 宝石と同じように 豊かでぜいたくです。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりの未来が みのりの多いもので ありますように。 |
ページ28/ページ29
冬は よみがえりの季節。 すっかり葉を落とした梢も 雪におおわれた地面も やがてそこに 小さな芽生えを はぐくみます。 愛もまた 時に全く姿をかくしていても その輝きを失うことなく 心の内に あり続けます。 拓真さん、菜々美さん、 永遠に変わらぬ愛が 見えますか? |
ページ30/ページ31
常緑のモミは永遠のしるし。 ヒイラギの赤い実は「愛」 緑の葉は「信仰と希望」 白い花は「純潔」 クリスマスローズは 幼な子イエスの 誕生を祝って、雪の中から生まれました。 拓真さん、菜々美さん、 聖夜をいろどる これらの植物が おふたりの あたたかい家庭を 祝福してくれますように。 |
ページ32/ページ33
東洋では 黄色い花は富のシンボルと されています。 新春に まっさきに咲く 黄金色の福寿草は その名の通りの 幸運の花。 水仙も 銀の台に金の杯を持つ 宝の花。 あふれるばかりに花をつけたミモザも あしらって。 拓真さん、菜々美さん、 おふたりが 豊かに暮らすことを祈って 贈る 輝く金のリースです。 |
ページ34/ページ35
あらゆる花の まだ固く青いつぼみ。 あらゆる草の まだ若い青葉。 これらには すべて 「希望」という 花ことばがつけられています。 拓真さん、菜々美さん、 最後に贈るのは「希望」のリースです。 どうぞ いつまでも希望を胸に おふたりが 末永く 共に 歩んでいかれますように。 |
---/見返し